野良ねがちの旅日記

旅のことを気ままに書きます。

番外編 アフリカにいる彼氏の話

私の彼氏は今アフリカに旅行中。

とは言ってもあと1週間ほどで帰ってくるのだが

寂しくってたまらない。

WiFiがそんなに使えないことはわかっている

頭ではわかっているけれど前回離れていた時の連絡頻度と比べてしまう。スマトラにいたときは、いつも連絡をくれていたのに。

彼がとまっているのは日本人がいっぱいとまっているバックパッカー用ゲストハウス

そこで出会った人とたくさんの話をしているのだろう。いいなぁー。私の理想の旅は彼の旅のスタイルだから嫉妬が渦を巻く。

「私との連絡はほったらかしに…まぁ海外いるしそうなるよね…」
「ひとり旅は暇〜もうやめる〜とかいつもいいつつ充実してるんだよなこいつ、最初から楽しいって言え!」
「あー!ほんと!なんでこんなにも苦しいくらい好きなんだろう!私ばっかり好きで嫌!」

いつもいつも彼のひとり旅には不安と不満がつきものだ。

今日はついに寂しさと憤りが爆発して泣いてしまった。ついに彼に五分だけちょーだいと言って電話をした。

彼はヘラヘラと電話に出た。人の気持ちも知らないで。

彼は困惑していた。

「寂しくて電話したの。ごめんね、旅の邪魔してごめんね」

ほんとはこんなことが言いたいんじゃない。
彼にいっぱい文句が言いたい。

「落ち着いて言ってみて。どうしたの」

彼はいつも泣き虫の私に対して優しいんだ。


2人で約束をした。言いたいことがあったらちゃんというって。あんまり言えないことの方が多いんだけど。

「すっごくすっごく寂しいんだよ!いつも君が寝る前の暇になる時まで、頑張って起きてるんだよ!自己満足で重いのはわかってるけど、日本にはこんなに君のことを待っている人がいるんだよ!本当に本当にバカ!どーしようもないバカ!何もわかってないバカ!…無事に帰ってきてね」

初めてこんなに自分の気持ちを彼に伝えた


寂しいもんはいくら連絡をもらったって寂しいし、
これは仕方のない素直な気持ちだから

この寂しい気持ちいっぱいで、彼の帰りを待つ

「満足万蔵や」「あーあ、言ってまいよった。」

明け方五時の話。